GOOD DESIGN AWARD
評価コメント
胎児の健康状態をモニタリングする分娩監視システムである。特に高く評価されたのは、（SDGs等の）時代のニーズや様々な使用シーンに合わせて最適にデザインされている点だけでなく、60年にわたり同分野において真摯に改善・改良を積み重ねてきた会社の姿勢である。人の命に関わる医療機器分野に限った話ではもちろんないが、デザインを磨きこんでいくことに終わりはなく、時代や社会の変化とともに根気よく向き合っていくのだというその姿勢は、デザインのお手本としたいだけでなく、どこか本製品と向き合うものを敬虔な気持ちにさせるものでもある。今後も更なるデザインへの取り組みを期待したい。
What is emona CTG
今までは、分娩監視装置とセントラルモニタを個々に開発してまいりましたが、分娩監視装置とセントラルモニタを「分娩監視システム」という包括的な位置づけにすることにより、医療現場のさらなるニーズに応えることができるようになりました。
現在お使いの分娩監視装置の液晶モニタのサイズに関して、ご満足いただけておりますでしょうか？また、画面上に波形を表示させることは可能ですか？
当社の以前のモデルであるMT-610は、7インチの液晶モニタを装備しており、波形表示が可能でした。ただし、7インチの画面では波形の確認が困難で、イベントの入力など操作がしにくいというご意見を多数いただいております。
emona CTG以前のモデルMT-610に比べて約1.5倍大きい10.1インチのディスプレイを搭載しております。これにより、波形が見やすく、操作性も向上しました。
表示画面は10分、15分、40分、記録紙実寸サイズ、数値のみという5種類から選択可能で、使い勝手が大幅に改善されています。大きな画面を利用したイベント入力や内診所見の入力も容易に行えます。
多くのユーザー様が、院内搬送中のCTGデータをセントラルモニタで監視・保存できないという問題に直面しています。
従来の分娩監視装置にはバッテリ動作が可能なものもありましたが、無線LAN機能が内蔵されていなかったため、持ち運びは可能であってもセントラルモニタでの監視・保存が行えませんでした。
Wi-Fi機能とバッテリを搭載したemona CTGは、院内に無線LAN環境が整っていれば、院内搬送中のデータもリアルタイムで監視が可能です。また、万が一データの途切れが発生した場合でも、未送信のデータを後から送信することができます。(*1)
さらに、この装置はカートからワンタッチで取り外すことが可能で、本体も軽量なため持ち運びが便利です。
*1 未送信データを後から送信できるのは、emona CENTRALを使用している場合です。
記録紙の保管スペースに困っていませんか？多くの施設様から保管スペースの問題についてお聞きしています。たとえ分娩時の記録紙のみを保管している場合でも、相当なスペースを占めていることと思います。
また、ペーパーレス運用に既に切り替えている場合、レコーダーが不要なタイプの分娩監視装置への需要もあるようです。
emona CTGは、大画面でCTGデータを閲覧できるため、記録紙に印刷して確認する作業を省略できるレコーダレスタイプの分娩監視装置です。また、記録紙と同等サイズの表示にも対応しています。
さらに、emona CENTRALクラウドタイプと連携することで、信頼性の高いタイムスタンプ付きのデータとして保管することが可能です。
無痛分娩時において、分娩監視装置でCTGデータを計測し、同時に生体情報モニタを使用して母体バイタルを計測する際は、機器の導入コストと必要なスペースが問題になることがあります。
これにより、設備投資や運用面での課題が生じる場合があるかもしれません。
emona CTGには母体バイタル計測に対応するモデルがありますので、別途生体情報モニタを用意する必要がありません。このシステムを使用することで、分娩監視装置だけでなくセントラルモニタを通じて母体の監視も可能となります。
その結果、省スペースとコスト削減を実現することができます。
分娩の進行状況を医師やスタッフ間で常に共有することは困難ですが、このプロセスを効率的に行うことでチーム医療体制を強化したいと考えていませんか？
内診所見（子宮口開大度・展退度・下降度）やイベント（児娩出・胎盤摘出）などのデータを分娩監視装置で入力し、セントラルモニタへ反映することができます。
救急搬送時に、搬送元と搬送先の両方でCTG・母体バイタルデータをリアルタイムに共有したいと感じでいませんか？
携帯可能な分娩監視装置があれば、在宅や災害時にも非常に有効に活用できると思いませんか？
emona CTG はWi-Fi機能とVPN機能を内蔵しているため、インターネットへの接続が可能な状況下ではクラウドセントラルへデータを送信することができます。これにより、救急搬送時にも搬送元と搬送先の両方でリアルタイムでの監視が行えます。万が一、データ通信が途切れても内蔵メモリがあり、通信が復旧するとデータを再送することが可能です。
また、emona CTG は携帯可能であるため、在宅や災害時など、どんな環境下でも母体と胎児の状態を監視できることが大きな利点です。
院外搬送や遠隔地の妊婦健診・災害対応の際もご使用いただけます。
お問い合わせ
Contact
ご相談・ご質問はお気軽にお知らせください。
0570-02-11210570-02-1121
PAGE TOP
