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ホーム導入事例周産期管理システム”Serio”導入現場レポート:独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院 様

周産期管理システム

周産期管理システム”Serio”導入現場レポート:独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院 様

お客様プロフィール

施設名 独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院
所在地 〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島4丁目2番78号
施設概要 一般病床 565床
産科病棟18床・ NICU6床
導入製品 周産期管理システム:Serio
導入時期 2024年導入

産科部門の特徴

当院の母子医療センター(産科病棟18床・NICU6床)では、「すべてのお母さんにあたたかいお産を」という理念のもと、オープンシステムやOGCSなど他施設とも協力しながら、安心・安全で患者さんに寄り添った医療や看護を提供しています。また、地域支援病院として子育て世代包括支援を目的とした産後ケア・助産師外来・新生児訪問などの充実にも力を入れています。

お客様インタビュー

取材対象者:産婦人科 医師 原部長、助産師 高橋師長

subject

導入から運用まで伴走する、安心のパートナー

導入前の課題

取材にご協力いただいた原先生とスタッフの方々

初めての部門システム導入から得た教訓

原)トーイツさんの部門システムを導入する前、私たちは別のメーカーの部門システムを使用していました。部門システムの導入が初めてだったため、メーカーの選定から導入まで手探りで行うことになり、ワーキンググループでの打ち合わせ(画面構成や操作方法など)の際に、私たちの要望を十分に伝えることができなかった可能性がありました。
実際にシステムが稼働し始めると、「カスタマイズで希望していた機能が搭載されていない」「連携するはずの検査項目が設定されていない」といった問題が生じました。私たちの要望が反映されていなかったため、思い描いていたシステムとはかけ離れたものになってしまいました。

そのため、私たち自身で運用方法の変更を通じて問題を解決する必要がありました。特に、データの二次利用に苦労し、日本産科婦人科学会の周産期登録データベースへの登録の際には操作が複雑で非常に不便を感じていました。

全体として、私たちが期待していた部門システムとは大きく異なる結果となり、多くの不便を強いられることになりました。

導入の決め手

私たちが思い描いていた理想の部門システムとの出会い

原)電子カルテと部門システムの更新時期を迎え、私たちは今回こそ使いやすいシステムを選定することにしました。特に強く望んだことは、理想に近いシステムを共同で構築してくれるパートナーであることでした。

複数のメーカーを検討しましたが、トーイツさんのシステムを初めて見た際に、「私たちが思い描いていたシステムがすでに具体的な形として完成している」ということに大変驚きました。

他のメーカーさんは「カスタマイズによって理想に近づき、使いやすいシステムになる」と主張していましたが、実際にどの部分をカスタマイズすれば使い勝手が向上するのか、私たちにははっきりと分かりませんでした。しかし、基本的な構造がすでに完成しているトーイツさんのシステムは、その点で非常に魅力的に感じました。

 

高橋)長年の開発と豊富な導入実績によってトーイツさんのシステムは、十分に練り込まれており、ワーキンググループで新機能の追加を要望することはほとんどありませんでした。当院の運用に合わせて軽微な修正を行いながらシステムを構築していくという流れで作り上げられました。

日常の業務と並行して、電子カルテの更新のための打ち合わせも行わなければならなかったため、既にベースが出来上がっているトーイツさんのシステムを採用して本当に良かったと感じています。

周産期管理システム Serio

導入のプロセス

確かな導入プロセスと信頼性

原)システム導入に際し、プロセスが整っていると感じました。導入を担当したスタッフさんは経験豊富で、非常に頼りになる印象を受けました。特に、画面構成や操作方法に関するワーキンググループの打ち合わせでは、私たちの要望に対して迅速に可否を判断してくれました。また、検討項目については次回のワーキンググループの冒頭で振り返りの時間を設け、回答を得ることができました。課題に対して迅速かつ丁寧に解決へと導いていただける点が非常にありがたかったです。

 

高橋)私たちが質問した些細な内容に対しても、忘れずに回答してくれたことが印象に残っています。質問内容や課題を適切に管理していただき、打ち合わせの仕組みがしっかりしていることが伺えました。対面する担当者も頼りがいがあり、会社全体としても信頼できると感じました。

導入で得られた効果

パルトグラムとセントラルモニタの連動により、分娩記録がより簡単に

原)基幹カルテ、検査システム、超音波メーカーとの打ち合わせが滞りなく行われた結果、連携内容に不備がなく、入力の手間が大幅に削減されました。最新の検査結果や超音波の計測値の自動取り込みなど、以前のシステムでは実現できなかった機能が利用可能になり、非常に嬉しく感じています。

 

高橋)使い勝手が全体的に向上した中でも、特に優れている点は、パルトグラムとセントラルモニタが連動していることです。児心拍などが自動的に入力され、多くの部分をマウス操作で入力できるようになったため、分娩記録に費やす時間が大幅に削減されました。その結果、記録作成にかかる時間が約20%も削減できたことに驚いています。記録内容をさらに見直すことで、さらなる時間削減も可能になると考えています。また、トーイツさんの母体バイタル計測に対応した分娩監視装置の導入を検討しており、これにより母体の血圧や脈拍も自動で取り込むことができるようになります。

 

原)一昨年から無痛分娩を取り扱い始め、希望する方には基本的に対応しています。CTGと母体バイタルを同時に確認できるトーイツさんの分娩監視装置は非常に魅力的です。同一メーカーで揃えることにより、様々な計測値をパルトグラムに取り込める点が業務効率に繋がると考えています。

今後の目標

さらなる使いやすさを目指して

原)以前のシステムに比べて多くの部分が改善されていますが、正直なところ、想像していたものとは異なる点もありました。詳細な打ち合わせを行っても、実際に稼働を開始すると、さらに使いやすくするための変更点が見つかることがわかりました。

トーイツさんは導入後もサポートを継続し、常に課題に対して的確な改善点をアドバイスしてくれます。また、修正対応が可能な保守契約も用意されており、近々私たちの要望に応じた修正対応を受けられる予定です。

 

高橋)実は導入してからまだ1年も経っておらず、完全に使いこなせていない部分があります。しかし、導入後も定期的にフォローアップを行っていただいているため、操作方法について気軽に相談することができます。

 

原・高橋)共同作業で使いやすいシステムを構築するためのパートナーとして、トーイツさんを選んで本当に良かったと感じています。分娩監視装置、セントラルモニタ、部門システムの連携機能を最大限に活かし、さらなる使いやすさを目指していく予定です。

これからも業務の効率化を図りながら医療体制を整備し、「すべてのお母さんにあたたかいお産を」という理念のもと、安心かつ安全で患者さんに寄り添った医療と看護を提供し続けます。

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